ガサラキGASARAKI MEIMU

第1巻(1998年12月1日)-第4巻(2000年6月1日)完結

主人公・ユウシロウがヒロイン・ミハルと共に自分自身や「ガサラキ(餓沙羅鬼)」と呼ばれる存在の謎に迫る伝奇サスペンスである。この伝奇としての部分を盛り上げるため、各話冒頭のサブタイトルに和歌を用いたり、ユウシロウがトランス状態に入るために能(「物依せ」の儀式)を舞ったりするなど和風の味わいを盛り込んでいる。豪和一族の中でユウシロウだけが名をカタカナ表記されていることも重要な伏線となっている。
ユウシロウの属する豪和一族と、ミハルの所属する組織シンボルはどちらもガサラキに由来する伝承・技術を古代から保持しつつ、更にガサラキの真の姿・力を追い求め、これに接触し呼び込むことのできる二人を利用している。登場する戦闘ロボット「タクティカルアーマー(TA)」(シンボルでの呼称は「メタルフェイク(MF)」)もその過程での産物であり、ガサラキに由来するオーバーテクノロジー(しゅ豪和一族は「骨嵬(くがい)」と呼ぶ)を基にしている。

 

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