商経学叢 掲載論文

本年度投稿論文が、本日1月19日に発刊された、近畿大学の商経学叢に掲載されました。本号は、中島先生の退職記念号です。(商経学叢 第70巻第2号 2023年9月)

タイトルは、「日本産酒類のGI指定について」です。

要約
商標の保護を含む知的財産権を守ることを、日本の農林水産業者や酒造会社あるいは、農林水産省、国税庁やジェトロが急に取り組み始めた原因と今後GI(Geographical Indication; 地理的表示)を活用しようとしているのかについて検討した。
国を挙げて「日本酒 (Nihon-shu)」という呼称を、日本米と国産原料で造った酒のみに限定しようと日本政府はPRし始めた。焼酎に対しても同じである。我が国のGIがEUにおいて保護されることにより、日本以外の他国で製造された清酒が「日本酒」と表示して流通・販売されることが禁止されることになる。このことは、日本産酒類のブランド価値を将来にわたって保護することになるため、輸出拡大に寄与すると考える。

 

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