菅原天満宮

大阪府大阪市東淀川区菅原2-3-27

     寛永年間(1624年~1643年)に逆川の古址を開墾して西成郡新家村ができた際に勧請された神社です。逆川は淀川の水を三国川へ流すために開削された水路でしたが、のちに中津川(長柄川)の浚渫で出た土砂で埋め立てられました。
     一段高い丘になっているのは、天保年間(1830年~1843年)に、代官であった築山蔵左衛門によって「堤防崩壊禁止令」が出され、これを受けて毎年9月9日に境内に土を運び盛り上げる「土持ち」行事が慣習化したことによるもので、村民がこぞって参加したと伝えられています。
     明治21年(1888年)に新家村が菅原村に改称しました。淀川改良工事のため明治35年(1902年)現在地に移転し、現在の社殿は昭和43年(1968年)に再建されたものです。

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